74号【e4b通信】会議に英語で飛び込もう!「意見の本質を見極めよう。」(2011年1月18日号)

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過去に行ったクラスです。ご参考までに。

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【e4b通信】2010年1月18日号
「意見の本質を見極めよう。」会議に英語で飛び込もう!その21

発行:e4b         http://www.g-e4b.jp/ 
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寒いですが、体調は崩していませんか?
さて、今日はさっそく本題に。
「「意見の本質を見極めよう。」についてお話しします。

☆☆☆
「意見の本質を見極めよう。」
★★★
e4bは仕事をするための英語を学びたい方を対象としています。
英会話ではなく職業訓練として通訳や翻訳のスキルアップの技も
訓練用に利用はします。

ただ、通訳者や翻訳者として活動しているときに
ジレンマがありました。
それは「発言する人の言ったとおりに通訳、翻訳をすると、
うまくいくときとうまくいかないことがある」ことです。

そこで、うまくいかないときのケースを考えてみました。
お互いの担当者が「自分視点だけ」でロジックを構築して
発言している場合は
なかなか物事がうまくいかないことが多いように思います。

相手の思考回路は何か、文化は何か、
そして業務においては
外国人がナニをしっていて、ナニをしらないのか?
自分の前提からすると、知っていて当然と思うけれど
相手が知らないことは何か?類推する必要があります。
それをポイントをついた形で説明したり、
相手のポイントを理解するチカラが求められるのです。


日本人は大体がとても親切な人が多くて
背景、経緯、などこと細かに書きます。
でももし相手の外国人が
同じ前提を共有せずに、日本人同僚に書くのと
同じ発想で英語を書いて送ると
「。。。。言っていることがよくわからない。。」ということが
多くあるのです。コミュニケーションが成り立たないですよね。
英語力が高くても、TOEIC力があっても結構関係ないのです。

大事なのは双方向のコミュニケーションのチカラなのです。

まずはメールから気をつけるとよいですよ。
英語でメールを送るときに気をつけてほしいのは
1、書いた文章を突き放し「だからナニ?」と常に問いかける。
2、これって相手が本当に知らなければならない情報なのか?と
問いかける。
3、これを知らなくても大差ない→省く
そして結構見落とされがちなのが
4、類推してもらえるだろう、と思われる程度で
とめない=中身をしっかり発言する。
これ、慣れないと結構「そこまで言っていいの?」となりますが
外国人には、言わないとわからないこと、多いですから。
(ただし、英文には気をつけて。あまりに直接的だと
ぶしつけな印象になりますから。)

メールは送る前に考えることができる。ここで考える癖をつける。

会議は音だけで、瞬時にこれをやる必要があります。
日本語の会議では、考えなくても話せるので、
だらだら話すことがありますよね。
でも特に英語の場合には(ice breakingは必要ですが)
顔を合わせて一分後に本題に入っても
大丈夫なようにアイドリングしておいてくださいね。

e4bの会議フルではちょぴりのらりくらりした
発言を聞いてもらいます。そしてその
サマリーのチカラをつけるようにしています。
そのときにも相手の言うことを
「要はあなたってこういいたんですよね」と
ポイントをきっちり理解していることを
確認しあう作業を大事にしています。

たとえリスニングで
英語の単語が全部わかっていても
会議中の解釈が違うことがありますからね。
そうだと、後の実行時に大変なのです。

短く、でも完結に
意見の本質を見抜くチカラをつけることが
大事です。

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■発行:株式会社e4b
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