「英語の会議で話の流れが見えなくなってしまう人」に


英語が共通語の会議に出た時に、話の流れがわからなくなること、ありませんか?

それから、自分はこう理解しているけれど、自分の理解が正しいか不安なことありませんか?


私は以前通訳者として、いろいろな会議を訳してました。

テレカン(電話会議)あり、テレビ会議あり、もちろん普通の会議も訳していました。

自分の理解に自信がなく、大丈夫かな?っていうことは本当にたくさんありました。

フリーランスだと毎日違う会社に行くので、ビジネスの事情もわからないこともあります。


語学があるプロの通訳でもわからないときがあるので、ましてや

語学力が十分ではないのに、英語の会議にでる担当者の皆さん、苦しいし不安ですよね。

そのときは、相手の言ったことの自分の理解を「認識のずれがないか」を確認しながら

議事を進めるようにするとよいのです。


理解のずれには、英語のリスニング力の不足というバリアが一つあります。

それと言葉やフレーズのもつ意味が違うこともあります。

ビジネス環境が違えば一つのことばのもつ意味が違っていて、

だからことばがいくつか組み合わされたときの意味が全く別物になることが

ありえるんですね。


例えば品質ということば一つとっても、

例えば日本では0.001の誤差が許せないのに相手は0.01でも

OKで生産ラインに流していたりという差があることもあります。

この場合「よい品質とはどういうものか」を定義せずに会議をしていると、

どこかで必ず問題が生じますね。


こんなとき自分はこう理解しているけれどそれであっているか、確認することで、

認識のずれがあぶりだされて、問題解決の糸口になることがあります。


こう考えていくと

「あなたが言ったことは自分こう理解したけれど会っているか」と尋ねるのは

言葉が違う、違う国で働いているビジネスパーソンと

効率的な会議をするのに、とても大事です。


私は以前通訳者として、いろいろなテレカン(電話会議)テレビ会議

一同に解しての会議を訳していました。

自分の理解があいまいなときはやはり必ず聞いてから訳していました。


相手も、考えながら話しているから文法が崩れていたり、

情報が抜けていたり、前提を共有してくれないからわかりにくかったり

するのです。


だから、聞き返して正確な理解をして、通訳するということをしていました。

すると一方通行な感じではなくなり、相手も理解度を確認しながら

進めていってくれるんですね。



今日のクラスStep2 は、いつかこんな力がつくように願いをこめて、

洋書のCDを何度も聞いてきたものをサマリーする宿題を出しております。


受講生が現場に出たときに、あのめんどうな宿題はこのためにあったのか、

と思ってくれたら、嬉しいなと思います。